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◆◆ 第 8 回 ◆◆ 『ヒロコ』ちゃん の巻き

KAZUMAくんからの紹介で、ヒロコちゃんってコにインタビューすることになったんやけどさ、どやろ、たまにはキミが行ってみぃへんか?
 
えっ、いきなりですか?うーん、ちょっと心の準備が。。。
 
なんやの、心の準備って?
 
だってー、そんないきなり言われても、何を聞いたらいいのかさっぱり。。。きっと、あうあうってなっちゃいますよ。
 
(キミはいつも人のことを、あうあう編集長とか言うとるくせに。。。)
 
ってことなら、編集長が一緒に行って横でサポートしてくれればOKですけど。僕一人じゃ、編集長みたいにお金系のことはズバズバ聞けませんし。。。
 
そしたら昼食代、3人分払わないかんことになるやんけ!まったくキミは腰が引けとるのぉ。まぁえーわ、せっかく昼飯ただやのに、自分が行きますわ。
 
(まぁえーわ、って昼飯代の問題なんでしょうか。。。)



さてさて、8回目のGROOVY、今回のゲストはKAZUMAくんからのご紹介、『ヒロコちゃん』 です。ヒロコちゃんは今年ハワイ大学を卒業したてのフレッシュマンです。最近、なれてきてインタビューにも自信をつけ始めた編集長が、いろいろお話しを伺ってきました。どうぞお楽しみに!



ヒロコちゃんのまる秘データ

  ヒロコちゃん
長崎県出身、25歳。
中学を卒業後、長崎のアメリカン・スクールへ。アメリカン・スクールを卒業後にハワイ大学へ留学。Second Language Studies(第二カ国語言語教育)を専攻。
ハワイ大学を卒業し、現在はワイキキのブティック、MARQETに勤務。
趣味はお風呂に入ること(?)。
 

注:ピンク色の発言は編集部の脚注です。
   編 ・・・編集長    ヒ ・・・ヒロコちゃん


『英語にものすごく興味があって。。。』

編: ヒロコちゃんは、日本でアメリカン・スクールに行ってたんですね。で、中学の時から英語とかが得意だったの?
ヒ: いえいえ、全然そんなことはないです。普通の中学生でした。高校に入ったばかりの頃は、何がなんだか全然わからなくて2ヶ月くらいで退学しようか、とも思ったほどですよ(笑)。
編: え、じゃあ帰国子女だったとか特別な理由があったわけじゃなく?
ヒ: ええ、ごくごく普通の中学生だったんでアメリカン・スクールに入ったばかりの頃はやっぱり英語が分からなくてESL(English as Second Language、英語集中クラスみたいなもんね)の授業もとりました。同級生の友達も日本語が話せないコたちばっかりで最初の頃はかなり辛かったです。
編: そんな思いをしてもアメリカン・スクールを選んだ?
ヒ: はい、やっぱり中学の頃から英語にものすごく興味があったんです。実家が長崎の佐世保ってところなんですけど、近くに米軍の基地もあって日ごろからアメリカ人を見慣れてた、ってことも影響してるかもしれませんね(笑)。で、やっぱり将来何をするにしても、これからは日本人も英語でネイティブと同じように渡り合える力が必要だな、って子供の頃から思ってましたし。。。
編: すごいねー、そんなことまで考えてたんだぁ、中学生の時に。
ヒ: ええ、やっぱり回りに普通にアメリカ人がいたんで、英語の重要性はものすごく強く感じてました。
編: で、アメリカン・スクールを卒業してすぐにハワイ大学へ?
ヒ: 日本でアメリカン・スクールに4年間通って(アメリカの高校は普通は4年制)、卒業後すぐに八ワイ大学へ留学しました。
編: 日本の大学へ行かずに、アメリカの大学へ進学するのを決めた背景にはやっぱり英語をもっと勉強したい!ってことがあったのかな?
ヒ: はい、もちろんそれも大きな理由なんですが、現実として日本の大学には行けない、っていう制約もあったんです。アメリカン・スクールって言うのは日本の学校制度では高校として認められていないんで、アメリカン・スクールを卒業しただけでは日本の大学の受験資格を満たせないんですよね。それもあって、アメリカの大学を選んだんです。


『2つ目の言葉をいかに教えるか、専門的に勉強しました!』
編: じゃ、そのアメリカの中でハワイを選んだ理由って?
ヒ: アメリカン・スクール時代の先生がハワイ大学のご出身だったんです。で、先生も親もハワイ大学なら安心して通える、って言ってくれましたので。やっぱり、先生からの勧めがハワイ大学に決めた一番の理由かな。
編: ヒロコちゃんが大学で専攻していた Second Language Studies(第二カ国語言語教育学部)って言うのは具体的にはどんなことを勉強する学部なんですか?
ヒ: 母国語以外の言葉を2つ目の言語として、つまり第二カ国語としていかに教えるか、と言うことを専門的に勉強するんです。日本語、スペイン語、イタリア語などを外国語として教える先生たちを育てる学部、と言えばいいでしょうか。英語を母国語としていない人たちにとっては英語も第二カ国語の1つですので、第二カ国語としての英語教育って言うこともこの分野に含まれますね。私の場合は、『英語を母国語としない人に英語を教える』、『日本語を母国語としない人に日本語を教える』 ことができます。
編: ところで、ハワイ大学へ進学しよう、って決めてから渡航準備にはどれくらいの期間がかかりました?
ヒ: 約5ヶ月ですね。その間に TOEFL(アメリカの大学を受験する前に外国人が受けなくてはならない英語テスト)を受けて、大学から I-20(学生VISAを申請するのに必要な入学許可書のようなもん)をもらって、VISAの申請をしました。なんとか5ヶ月で間に合いましたが、すごくギリギリでした。今はテロ対策などもあって厳しくなっているようなので、もっと早目に準備した方がいいと思いますよ。
編: VISAの準備とかは具体的にはどうしましたか?
ヒ: 親にもいろいろ調べてもらったり、旅行代理店に申請方法を聞きに行ったりして必要な書類を揃えて大使館に送りました。大学からI-20をもらうのに約1ヶ月、VISAの申請から発給までに約2ヶ月、合計3ヶ月くらいかかりましたが、トラブルもなくスムースにいきました。
編: 留学前には観光でハワイに来てたり、ってことは?
ヒ: 留学で来たのが初めてです。それまでは特にハワイっていうことを意識したことは余りありませんでした。大学進学にあたって、先生も親も勧めてくれたし、気候もいいし、日本にも近いし、って感じですかね(笑)。
編: じゃ、ハワイを選んで 『やっぱ良かった!』 って思える点ってありますか?
ヒ: うーん、一年中半袖でOKなところが経済的で学生には嬉しいです。それに、日本にいたら服にもいろいろ流行があって、乗り遅れたらちょっとヤバイことになっちゃいますけど、ハワイは着てるものをどうこう言う人もいないですし、楽ですね。
編: 逆にハワイに来たばかり頃、『困ったなー』なんてことはありませんでした?
ヒ: 健康保険!それも歯科治療には参りました。。。ハワイ大学の学生向けの健康保険プログラムに加入してたんですけど、歯科治療は限度額が低くてすぐに自費診療に切り替わっちゃうんですよ。ドクターに泣きを入れて、ディスカウントしてもらったんですが、それでも奥歯の虫歯1本治すのに$1400もかかりました!虫歯のある方は、出発前に日本で治しておいた方がいいですよ(笑)。
編: ハワイで実際に生活してみて初めて分かるハワイの嫌なとこ、ってのは何か感じたことはあります?
ヒ: トランスポーテーション(交通手段のことね)、ですかね。ハワイって公共交通機関がバスしかないじゃないですかぁ。なんで電車がないのかと。。。バスだとどうしても時間が不規則になりがちですよね。ワイキキからノースへ行く時なんかに、バスで行けって言われても困っちゃいますよね〜。


『大学時代は寮生活をエンジョイしました!』
編: ところで、ヒロコちゃんは大学を卒業して今は社会人、ってことですが住む家なんかはどうなってるの?(いよいよお金系の質問ですね。。。)
ヒ: 大学の時は、ずっと寮に入ってました。卒業してからはワイキキからもさほど遠くないコンドミニアムに引っ越しました。
編: ふーん、で、大学の寮っていうのはどのくらいかかるもんなんでしょ?(すかさず聞きましたね。。。)
ヒ: 1年で約$3000くらいです。1年と言っても夏休みとかの休暇の時期は日本へ帰ってましたので実質的には8ヶ月くらいですけど。もちろん追加料金を払えば一年中いることもできますよ。
編: でも、寮と言うと何人かで1つの部屋をシェアしたり、キッチンやお風呂、トイレなんかが部屋になかったり不便なことも多いんじゃ?
ヒ: 寮では1つのユニットを4人でシェアします。1ユニットにはベッドルームが2つあるので、1つのベッドルームを2人でシェアすることになりますね。ユニットの中にはキッチンも、お風呂もトイレもちゃんと付いてますんで、不便だなって思ったことはありませんでした。同室のコもとてもいいコで楽しい寮生活でしたよ。
編: で、現在はお仕事をしてる、ってことだけど今のお住まいは?
ヒ: 今はコンドミニアムでステューディオ(日本でいうワンルームのことね)を借りています。
編: へぇー、そーなんですか。で、お値段的にはどんな感じになってるんでしょうか?
ヒ: パーキング込み、電気代込みで$750です。ケーブル(ケーブルTV)と電話代は別です。(素直に答えてくれてますね、ヒロコちゃん。。。)
編: ということは、1年ハワイで生活するとすると大体どのくらい必要なんでしょうか?(お金系の核心を突く質問ですな)
ヒ: 学生の頃は、やっぱり寮費が安いので学費を除けば大体2万ドルくらいでしょうか。OFFキャンパスになってからは3万ドルくらいは必要でしょうね。


『今は社会経験を積むことが大切。。。』
編: ハワイ大学を卒業後、就職したってことですけど、VISAは働けるVISAに切り替えたってことですか?
ヒ: いえ、大学を卒業すると1年間はトレーニングということで働くことができるんです。そのシステムを利用して就職しました。
編: ヒロコちゃんの場合は、大学で2つ目の言葉を教えるってことを専門的に勉強してたわけでしょ?それと今のお仕事とはどういったつながりが?
ヒ: 私も大学を卒業したらハワイの学校で日本語を教えるような仕事に就こう、って思ってたんです。ハワイには中学や高校でも日本語の授業のある学校がありますし。でも、大学で勉強を進めていくうち、『人に何かを教える』 ってことは、理論だけじゃなくて教える側の人がどれだけ社会的経験を積んでるか、って言うことも重要だってわかってきたんです。私の場合、今まではずーっと学生でしたから社会人としての経験がなかったんですね。で、取り敢えずは先生と言うことにとらわれないで、いろいろ経験してみようって思ったんです。
編: 将来的にはやっぱり日本語の先生を目指していると?
ヒ: 日本語の先生、と言うことだけじゃなくて私の場合は二カ国語目としての英語を教えることもできますので、どちらを教えることになるかはまだ分かりません。でも、いろいろ経験を積んだらいずれにせよ先生になりたいと思ってます。今は、ブティックでお客様とお話ししたりする機会も多いですし、なかなか勉強になりますよ。先生になるためのステップとして、今は社会経験を積むことが大切だと思ってます。
編: じゃ、社会人となったヒロコちゃん、オフの日はどんな感じで過ごしてるのかな?
ヒ: お休みの日は完全リラックス重視型です!(笑)。精神的にも肉体的にも、自分のやりたいことをやりたいようにやってます。目の保養を兼ねてアラモアナのシャネルやディオールをみて回ったり、ってこともありますよ。何も買えないんですけどね(笑)。
編: ヒロコちゃん的ハワイの楽しみ方って何かありますか?
ヒ: うーん、私的にはワイキキで観光客になってみる、って言うのが結構ブームです。インターナショナル・マーケット・プレイスを覗いてみたり、観光客の気持ちになっておみやげ物を探してみたり。インターナショナル・マーケット・プレイスはゴチャゴチャしてますけど、いろいろ見てるとミョーに可愛いものがあったりするんですよー。そういう時は買って日本の友達に送ってあげたりもしますね。
編: 最後ですが、ヒロコちゃんの今後の抱負とかプランとか、教えていただけます?
ヒ: 取り敢えずは今のお仕事を一生懸命頑張りたいですね。できれば、卒業後1年間のトレーニングが終了した時点で、働けるVISAを取って先生としての第一歩が踏み出せたら最高です。もし、VISAが取れなくても日本で日本語の先生や英語の先生を目指すことも出来ますし、その時はその時で日本を満喫したいと思います。






今回出演してくれたヒロコちゃんに『○○ならどこ?』っていうアンケートにご協力いただきました。

Q1> 服を買うならどこ?
A1 > それは、もちろんMARQETです!

Q2> 水着を買うならどこ?
A2 > こちらも、もちろんMARQET!

Q3> 化粧品を買うならどこ?
A3 > アラモアナのMACが多いです。

Q4> 美味しい食事をするならどこ?
A4 > カリフォルニア・ピザ・キッチン!ラーメン系ではケアモクのごまいちが好きです。

Q5> 和食を食べに行くならどこ?
A5 > 職場がワイキキなので、たこの木に行くことが多いですネ。

Q6> ファースフードならどこ?
A6 > TACO BELL!

Q7> お茶しにいくならどこ?
A7 > やっぱりスタバ。

Q8> 遊びに行くならどこ?
A8 > ワードのパイプラインかなぁ。

Q9> ブラブラするならどこ?
A9 > インターナショナル・マーケット・プレイス。可愛い小物とかを見て回るのが好きです。

Q10> お奨めのHOT SPOTってどこ?
A10 > パリ・アウトルック。ヌアヌ・パリの展望台のことです。風が強いんですが、カネオヘ湾まで
ガァーッて広がる景色には感動しました。皆さんも行って見てくださいネ。


【インタビュー後記】
先生になりたい!って言う夢を持つ、ヒロコちゃんのインタビューをお届けしました。ここのインタビューに登場してくれる方々はみんな夢や自分の将来についてしっかり考えている人ばかりですが、ヒロコちゃんもやっぱり、とてもしっかり考えているようです。先生になりたい!、って夢を語ってくれたヒロコちゃんの瞳はとても輝いて見えました。インタビュー中も、さりげなく色々と気遣ってくれたヒロコちゃん、とても温かくてキレーな心を持つ素敵な方でした。近い将来、きっと優しい先生になってるんでしょうね。応援してますよ〜。



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