バックナンバー
 
◆◆ 第 11 回 ◆◆ 『ちよ』ちゃん の巻き

ミノアカちゃんから次のチェーンのご紹介、来たんでさ。
 
(来たんでさ。。。?)
 
そんでさ、その子、ちよちゃんって言うんだけどさ、今度こそキミにインタビューしてもらおーって思ってたんだけどさ。。。
 
(思ってたんだけどさ。。。?)
 
インタビューの場所がさ、ミノアカちゃんとおんなじチーズケーキファクトリーがいいんだってさ。でさぁ、チーズケーキファクトリーって言ったらさ、やっぱり僕が出動せねばならんわけでっしゃろ?そりゃ、そーだわな、チーズケーキファクトリーだかんねぇ。
 
(チーズケーキファクトリーだからって。。。どーせ最初から自分が行く気なくせしてるくせに。。。)
 
まぁ、えーわ。っちゅうことで、行ってくるさかい。。。
 
(一人でしゃべっとるし。。。)



ミノアカちゃんからのご紹介、『ちよちゃん』 のインタビューをお届けします。インタビューべただった編集長もさすがに11回目ともなると、自ら進んでインタビューに行くようになりました。たとえ、それがランチ目当てだとしても、それはそれで結構なことであります。さて、今回の 『ちよちゃん』 は、ハワイ大学で海洋生物学を勉強されてるそうです。海洋生物の魅力に取りつかれた 『ちよちゃん』 に編集長がいろんなこと、聞いてきました。どーぞ、お楽しみください!




ちよちゃんのまる秘データ

  ちよちゃん
福井県出身、23歳。
日本で高校を卒業後、ハワイ大学のHELPコース、カピオラニ・コミュニティ・カレッジを経て、ハワイ大学へ留学。現在は海洋生物学を専攻。

趣味はピアノとウクレレ。
 
 

注:ピンク色の発言は編集部の脚注です。
   編 ・・・編集長    ち ・・・ちよちゃん


『イルカが好きなの。。。』
編: ちよちゃんは、ハワイ大学で海洋生物学を専攻ってことだけど、特にこの分野を選んだきっかけから教えてくれますか?
ち: 私、イルカが大好きなんですよ。それで、イルカのことも含めて海洋生物について専門的に深く勉強したいって思ったのがきっかけです。
編: ハワイ大学と言えば海洋分野ではアメリカでもすごく有名な大学ですよね。
ち: そうなんです。それでハワイ大学を選んだんですよ。あと、ハワイには私の叔母が住んでいるので生活面でも安心でしたし。
編: イルカが好き=海洋生物学ってのも、とてもダイレクトな発想ですよねー!
ち: ええ、ここに至るまでの経緯は話せば長くなるんですけど、子供の頃からイルカが大好きでイルカともっと触れ合えるような仕事に就きたいと思ってたんです。高校生だった頃のある日、テレビで海洋生物のドキュメンタリー番組を放映していたんですが、その番組で三重大学の先生がコメンテーターとして出演されてたんです。それを見たらもー、いてもたってもいられなくなってしまって、思い切ってその先生に手紙を書いたんですよ。大学ではどう言う勉強をしたらいいか、とか色々アドバイスをいただきたくて。
編: へぇー、行動派なんですねー。で、結果は?
ち: その先生からは便箋に何枚ものとっても丁寧なお返事がいただけて。どういう学部で勉強したらいいとかアドバイスをいただきました。でもお手紙の中では、研究者として生きていくためには並大抵の努力じゃダメ、って言うような厳しいアドバイスもありました。
編: でもメゲなかったんですね?
ち: ハイ。そのお手紙を読んだら益々闘志が湧いてきました!(笑)。


『がんばって勉強して奨学金もらいました!』
編: 海洋生物学って分野では、日本の大学ではダメなんですか?
ち: 日本の大学でダメってことはないと思いますよ。さっき話しにでた三重大学をはじめ日本にも海洋生物学を勉強できる大学はありますし。でも、私の場合はやっぱり、この分野では世界でも有数のハワイ大学で勉強したかったんです。
編: で、ハワイ大学に留学ってことなんですけど、最初の頃は英語の面とかで苦労したことはなかった?
ち: いやぁ〜、ここまでの道のりは結構長かったですよ(笑)。やっぱり最初の頃は、英語にも苦労しました。私の場合、ハワイ大学の学部に入る前にHELPと言う英語を専門に勉強するコース(ハワイ大学付属の英語特訓コース)で9ヶ月間トレーニングを受けました。それが終わってからは、KCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ=ハワイ大学付属の単科大学)で一般教養の科目を取ったんです。そして、それを全部履修して、やっと晴れてハワイ大学の海洋生物学部に入れたんです。
編: 叔母さんがハワイ在住って伺いましたが、ハワイ大学に留学する前からハワイには何度か?
ち: いえいえ、留学が決まってから下見に1回来ただけです。やっぱり叔母がこちらに住んでいたのが大きかったですね。特に心配することもなにもなかったし。
編: 大学はハワイに行こう、と決心してから実際に留学するまでの準備期間ってどれくらいかかりましたか?
ち: 約半年ですね。
編: その間に、学生VISAの手配なんかも?
ち: はい。VISAの手配は旅行代理店にお願いしました。特にトラぶることもなくすんなりとOKになりましたよ。
編: こちらへ来てから、住むオウチなんかはやっぱり叔母さんに手伝ってもらって探したのかな?
ち: 手伝ってもらった、と言うより、叔母の家に住んでたんですよ(笑)。しばらくは叔母の家にお世話になってたんですが、学校からチョット遠かったんで、大学の近くのコンドミニアムに引っ越したんです。
編: へぇー。じゃ、今のオウチは新聞かなんかで探したの?
ち: 最初は新聞で探したんですけど、なかなかタイミングが合わなかったりしてダメだったんです。そうこうしているうちに、大学の友達が日本へ帰ることになって、その子の賃貸契約をそのまま引き継いだんです。ラッキーでしたよね。やっぱり日頃からアンテナを張っとくことが大切ですね(笑)。
編: で、今のオウチのお家賃はいかほどに?(唐突にお金系の質問を振る編集長。。。)
ち: ステューディオ(日本で言うワンルーム)なんですけど、パーキング1台付きで585ドルです。
編: そりゃお買い得でっせ!(突然、関西弁になる編集長。。。)家賃込みで、1ヶ月に必要なお金ってどのくらいかかるもんなんですか?
ち: 私の場合は、学費を除けば1,200ドルくらいでしょうか。。。学費がかなり高いんですよ。普通だと年間10,000ドルくらいかかっちゃいますね。私は幸運にも奨学金が取れたので、年間3,400ドルくらいで済んでますけど。
編: 奨学金取るって、すごい優秀なんですね!
ち: 優秀かどうかは別にしても、とにかく無茶苦茶勉強しましたよ。一生分の勉強をここでしちゃったくらいです(笑)。


『いろんな世代の友達ができました!』
編: ところで、大学留学という目的以外の面で『ハワイに来てやっぱりよかった!』って思える点はどんなところですか?
ち: 1年中暖かい点と、の〜んびりしてるとこ。あと、大学では日本と違って色んな年代の人が通って来てますよね。一旦社会人になってから、もう一度大学に入り直してる人なんかも沢山います。そう言った幅広い年齢層の人と友達になれるのも魅力ですね。
編: 逆にハワイの嫌なところって?
ち: やっぱり日本人社会が狭い、ってことかなぁ。噂話しもすぐに広まるし、揉め事の解決なんかでも戸惑うことがありましたね。あとは、バス!時間どおりに来ないんですもん!それに最初の頃は乗ったはいいけど、どうやって降りるのかわからなくて戸惑っちゃいました。
編: 日本人社会の狭さ、っていう点については、このコーナーでもよく話題になるんですが、ハワイ大学のようなマンモス校の学生さんたちの間でもやっぱり同じなんですね?
ち: うーん、そう言う意味ではKCCやハワイ大学に行くようになってからはあまり感じなくなって来ましたね。ハワイ大学は学生も多いし、キャンパスもすごく広いんで、一日中大学にいても知り合いには誰も会わない、ってことが多いですから。逆に友達になれるような人を探すのが大変です(笑)。
編: KCCでは?
ち: KCCにいた頃は、学生数も少ないしキャンパスも狭かったけど、しっかりした目的を持って通ってる人が多かったので日本人社会が狭い、と言うことで悩むことはなかったです。と言うより、みんなと仲良くなれて、とても楽しかったですよ!やっぱり、今思えばHELPに通っていた頃が日本人社会の狭さを一番感じましたね。日本からの生徒がすごく多かったですし、HELPには大学への進学準備をする人だけじゃなく、生徒の目的も人それぞれ、って感じでしたし。。。
編: そーか、やっぱり。学校内での日本人比率とかも影響してるんでしょうね。
ち: えぇ、学部の方へ進学すると日本人比率は確実に減りますね。そう言った意味では、英語の専門学校とかHELPコースとかでは日本人比率も高いですし、ある意味閉鎖的な環境に置かれてしまうんで噂話しもとっても密度が濃くなりそうですよね(笑)。


『冬はやっぱりクジラですよね?』
編: 今は大学は夏休みだと思うけど、ちよちゃんはお休みの間はどうやって過ごしてるの?
ち: 確かに大学は夏休みなんですが。。。私の場合は、サマースクール(夏休みの間も勉強したい人を集めて行う夏期特別講座みたいなもん)に通っているんで、休みが休みじゃないんです。。。自分でもこんなに勉強ばっかしててどーしちゃったんだろ?って思いますもん。
編: さすが、ローカルの学生の間に混じって奨学金を取るだけのことはありますねー。しこたま勉強しちゃってるんですね?
ち: はい、しこたま。ハッキリ言ってもうこれ以上はやりたくない!って感じです。
編: でも、土日やそれ以外にも授業のない日ってあるでしょ?
ち: そう言うオフの日は、家でゴロゴロしてることが多いです。私って横になってダラダラしてる時間が好きみたいです(笑)。でも、それでも友達とショッピングに出かけたり、お茶したりとかご飯を食べに行ったりなんてこともたまにはあるんですよ。
編: じゃ、どっちかと言うと外でアクティブに動くより在宅派ですか?
ち: 冬になるとアクティブ派に変身するんです!それは、オアフ島の沿岸にクジラが来るからなんですよ。潮吹き岩の近くにラナイ・ルックアウトって言うポイントがあるんですけど、そこから良く見れるんです。あとは、マカプウというビーチの裏手の山からも良く見れるんで冬は双眼鏡持って登山状態(笑)。授業が途中で何時間か空いちゃうような時にも車飛ばして行っちゃいます!
編: やっぱり海洋生物が大好きなんですね。。。最後になりますが、ちよちゃんの今後の予定とか抱負とかあったら教えてください。
ち: 大学の方はあと1年で卒業になります。この秋からは、ボランティアとしてSEA LIFE PARKで働く予定です。卒業後はOPT(卒業後1年間はアメリカにとどまって働くことができる制度)を利用して海洋関係の仕事をやってみたいと思っています。OPT終了後は、日本へ戻って海洋研究機関か水族館で研究やリサーチの部門、あるいは飼育の仕事をしたいです。これからもずっと海洋生物と関わっていけたらいいですね。






今回出演してくれたちよちゃんに『○○ならどこ?』っていうアンケートにご協力いただきました。

Q1> 服を買うならどこ?
A1> アラモアナの『AMERICAN EAGLE』。パンツを買うなカハラモールの『SASHA』によく行きます。

Q2> 水着を買うならどこ?
A2> 持ってないですけど、『ROXY』のがかわいくっていいと思います。

Q3> 化粧品を買うならどこ?
A3> 『DFS』。

Q4> 美味しい食事をするならどこ?
A4> マッカリー・ショッピング・センターの『PHUKET THAI』によく行きます。「GREEN CURRY」はオススメ
ですよ!


Q5> 和食を食べに行くならどこ?
A5> キング・ストリートのうどん屋さん、『ジンボ』。天丼とおうどんのセット、「天丼コンボ」をよくオーダー
します。

Q6> ファースフードならどこ?
A6> 『マック』かな。あと、『BALE』のサンドイッチも好きです。

Q7> お茶しにいくならどこ?
A7> マッカリーの『COFFEE OR TEA?』。

Q8> 遊びに行くならどこ?
A8> 夜遊びはしないんです。

Q9> ブラブラするならどこ?
A9> やっぱり『アラモアナ・ショッピング・センター』。

Q10> お奨めのHOT SPOTってどこ?
A10> カイルア・ビーチ!波も穏やかだし、すごくキレイですよ!

【インタビュー後記】
ハワイ大学は海洋関係ではある意味本場です。世界的にもトップクラスの研究がされているんだと思います。そんなハワイ大学で海洋生物学を勉強しているちよちゃんにお会いするのはとても楽しみでした。どんなに一生懸命勉強してるんだろう?お会いしてみて、実際にお話しを伺ってみて、やっぱり思いました。。。『やっぱすげぇー』って。でも、自分では 『こんなに勉強ばっかしててどーしちゃったんだろ?』 なんておっしゃってましたが、それでも悲壮な感じは全然なく、まるで海洋生物の勉強を心から楽しんでるようにあんたんこの目には映りました。子供の頃から『イルカが好き!』ってことを思いつづけて、大学生になってもその事を一生懸命勉強してるちよちゃん。きっとちよちゃんの夢は叶う!いや絶対叶う!何年か後にイルカやアザラシやカメやサメの研究をしているちよちゃんの姿が目に浮かびます。ガンバレ、ちよちゃん

インタビュー場所: CHEESECAKE FACTORY/ROYAL HAWAIIAN SHOPPING CENTER 1階


▲ページトップに戻る
HOME