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◆◆ 第 12 回 ◆◆ 『Yooyoh』ちゃん の巻き

さてと、んじゃま、GROOVYのインタビューに行ってくっからねん。
 
あれ、ちよちゃんからご紹介あったんでっか?
 
うん、Yooyohさん。。。
 
Yooyohさんって、どちらのお国の方でっか?
 
さぁて、行ってみなくてはわからんのぉ。このコーナーは 『憧れのハワイ生活を実現させてる方々にその実体験をインタビューする』 ってコンセプトだかんね。別に日本の人でなくても良い訳さ。。。
 
でももし日本の方じゃないとすると、編集長の場合、とても困るのではないかと。。。
 
なんで?
 
だって、英語しゃべれないやん!ココはやっぱりメインランド帰りの僕の出番ではと。。。
 
うん、別にいいや、今回は。また今度ね。
 
(日本の人なんやな。。。)



ちよちゃんからのご紹介、『Yooyohさん』 のインタビューをお届けします。Yooyohさんと言う名前の響きに興味津々です。ちよちゃんからの情報によると何でもハワイ大学の大学院に留学されている方のよーです。GROOVY初の大学院生の登場です!どんなお話しが聞けるのでしょか、Check it out!




Yooyohさんのまる秘データ

  Yooyoh(ヨーヨー)さん
神奈川県出身、32歳。
日本で音大を卒業後、フリーで作曲活動を約10年。現在は、日本での作曲活動に加えて、ハワイ大学音楽学部大学院への留学と二足のわらじで活躍中。

趣味は音楽。ハワイアンも聴くのは大好き!
 
 

注:ピンク色の発言は編集部の脚注です。
   編 ・・・編集長    ヨ ・・・Yooyohさん


『ハワイ留学は自分を見つめ直す機会。。。』
編: まず、Yooyohさんって言うネーミングの由来からお聞かせいただけますか?

ヨ: ハイ、実は Yooyoh と言う名前で CD をリリースしてまして。。。
編: マジっすか!それじゃ、プロのアーティストなんですね!
ヨ: ハイ、プロのアーティストです(笑)。私は、本名が容子なのでおもちゃのヨーヨーにかけて Yooyoh と言う名前にしたんです。ヨーヨーって親しみやすいし、バネのように優しさの中にも強い芯の通ったものを感じたんですよね。それで、いい名前だなと思って。。。
編: そーだったんですか。で、リリースされてる CD はどういった系統の作品なんですか?
ヨ: CD は 『テアトル・ミュゼ(Theatre Musee)』 と言うタイトルです。劇団扉座と言う劇団の舞台音楽として提供してきた曲をアレンジしたもので、とても聴きやすい曲が中心です。CD の中に収録されている 『虹色のヴェール』 と言う曲は FM J−WAVE の音楽番組、BOOM TOWN のテーマ曲にもなってたんですよ。
編: この CD は、普通のレコード屋さんとかで普通に買える CD なんですよね?
ヨ: ハイ、普通のレコード屋さんで普通に買える CD です(笑)。在庫があるかどうかはわかりませんが(笑)。でももし、在庫がなければ普通に取り寄せてもらえますよ(笑)。
編: そんな才能の塊のようなYooyohさんがなぜハワイに?
ヨ: 日本で音大を卒業して、社会に出てみて10年。ここらで自分や仕事のことをもう一度見つめ直してみよう、と思ったんですね。それと、海外に出て勉強することで自分の知識や経験をもっと高めたい、と思ったことも理由の1つです。
編: 僕は音楽のことは、あまり詳しくないんですがハワイ大学と言うのは、そう言った面では進んだ研究機関なんでしょうか?ハワイ以外にもっと芸術分野で優れた学校があるんじゃないかと。。。
ヨ: 今は邦楽器の作曲を主に手がけているんですが、私自身、民族音楽と言う分野にもすごく興味があるんです。その点、ハワイ大学は南太平洋からアジア全域にかけての音楽研究が盛んで、授業の内容もとても充実してるんです。
編: ハワイに留学しようと決めたのはいつぐらいの頃なんでしょうか?
ヨ: 実は中学生の頃から海外で勉強してみたいと思ってたんですよ。その頃は、まだハワイと決めていたわけではないんですが、学校での押し付けられるような勉強方法に疑問を感じていたんですね。それで、中学生の頃に具体的にどうしたら留学できるのかとアメリカ大使館に手紙を書いたりしてました。


『VISAの手配も自分でしました。アメ大のサイトはこま目にチェック!』
編: 今回ハワイにいらしたのは、どのくらい前ですか?
ヨ: 2003年の8月に来ましたから、約1年前ですね。私の通うハワイ大学の修士課程は2年間のカリキュラムなので丁度、半分を通過したところです。
編: たとえば、修士課程を修了した後に博士課程に進む、と言うのも選択肢ですよね?
ヨ: そうなんですよねー。でも、私の場合、日本での作曲の仕事もありますし。私が主に曲を提供している劇団の主宰の方にも、留学は2年、留学中もハワイから曲を提供する、と言う条件で来てるので、博士課程に行くかどうかは迷うところですね。
編: ところで、先ほど留学をしたいと思ったのは中学生の頃から、と言うお話しがありましたが留学先をハワイに決めてから実際にこちらに来るまでの準備期間はどのくらいだったんでしょう?
ヨ: 約1年ですね。その間に、インターネットで留学体験談みたいな記事をすごくチェックしました。VISAの手配もアメリカ大使館のウェブ・サイトで調べて全部自分で手続きしました。大使館のサイトはちょくちょく変更されているようですので、今後VISAの取得をする方はこま目にチェックされた方が良いと思います。
編: 実際にハワイにいらしてから、住む家なんかはすぐ見つかりましたか?
ヨ: 友人の紹介で比較的すぐ見つかりましたよ。今、住んでいるところは、先日引っ越してきたばかりなのですが、これは友人のリース(賃貸契約のこと)を引き継ぐ形で入居しました。その友人はホノルル・シンフォニー(1900年設立の伝統あるオーケストラ楽団)のメンバーだったのですがメインランドに引っ越すことになって、リースを引き継いでくれる人を探してたんです。
編: で、お家賃的にはどのくらいなんでしょうか。。。
ヨ: マキキ(ワイキキから車で約10分の住宅地)の1ベッドルームのコンド(日本で言う1LDKのマンション)ですが、$750です。
編: 生活していくためには、それ以外にも学費やら食費やら色々かかりますよね?(えげつなくお金系の話しを掘り下げる編集長。。。)
ヨ: 学費は、TUITION WAIVER(学費免除プログラム)を利用しているので無料です。生活費の方は、家賃込みで$1100あれば、充分やっていけますよ。
編: TUITION WAIVER って言うのは奨学金みたいなものなんですか?
ヨ: 奨学金とはちょっと違うのかも知れませんが、大学院の場合は学部にもよるんですけど、TUITION WAIVER の院生がほとんどですからそれが普通なのかな?


『オーダーしたものが出て来ないんです。。。』
編: ハワイに留学してみて、『やっぱりよかった!』って思える点はありますでしょうか?
ヨ: 大学院で勉強してみて、日本にいた時と比べて自分の可能性が広がって行くのが実感できます。勉強はやっぱり大変ですけど、ハワイは風景や雰囲気のバランスがうまく取れているので、勉強で疲れた時も癒してくれます。私の場合、ハワイにいても日本に向けての仕事をしている関係上、日本に比較的近いと言うのも大きなメリットですね。
編: 逆にハワイの嫌なところって?
ヨ: ゴミの出し方!分別しないで何でもかんでも一緒に捨ててますよね、ハワイって。環境的にどうなんでしょうか??すごく気になります。あとは、周りの人にあまり気を使わない大雑把なところかな。朝の4時にスプリンクラーで水を撒いてるらしいんですけど、その音で起こされちゃうんですよね。しばらくたってまた眠りに戻った頃、ごみ収集車がドラム缶を集める音でまた起こされちゃう(笑)。早朝なんだから、もうちょっと気を遣って欲しいですよネ。
編: 嫌ではないけど、『こんなことで困ってしまいました!』 みたいな話しはありますか?
ヨ: ハワイに来たばかりの頃は日差しの強さにまいりました。日焼け止めは必需品ですね。あと、バスのストライキがありましたよねー。あれには困りました!1ヶ月もストをやるなんて大変なことですよね。お陰で私は毎日片道3キロの道のりを自転車通学しました(笑)。失敗談と言えば、学食とかでサンドイッチを注文するとき。。。パンの種類はどうする、だとかハムやチーズはどうする、だとかいろいろ一遍に言わなくてはいけないのでオーダーするのが難しいんですよね。いつも頼んだものと違うサンドイッチが出て来てました(笑)。
編: 電話やケーブルTV、銀行口座とハワイに来たらすぐにでもやらなきゃいけないことが沢山ありますよね。そういった手続き関係はスムースにいきましたか?
ヨ: スムースじゃなかったと言えば、ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(社会保障番号)でしょうか。私の場合は、ソーシャル・セキュリティ・オフィスでの事務手続きが極端に遅れたみたいで、これを取るのに半年待たされました。ソーシャル・セキュリティ・ナンバーはアメリカで生活していく以上、色々な場面で必要となることが多いですよね。例えば、さっき言った TUITION WAIVER の申請の時にも必要になりますし。留学を考えている方には、ハワイに着いたらとにかく早めに申請されることを強くオススメします。
編: ところで、Yooyohさんのハワイでの休日ってどんな感じですか?
ヨ: 休日らしい休日ってほとんどないですねー。学校がOFFの日もほとんど勉強してるか、日本の作曲の仕事をしてるかです。たま〜に、時間に余裕のあるときは、自転車で海までサイクリングしてリラックスするようにしています。
編: 『お休みがもっとあったらこんなこともしてみたい!』って言うのは何かありますか?
ヨ: できれば、ウクレレを習ってみたいです。ハワイの典型的な楽器ですし、是非チャレンジしてみたいです!
編: 最後になりますが、Yooyohさんの今後の予定などを教えていただけますか?
ヨ: 先ほども言いましたが、修士課程を修了したらどうするべきか悩んでいるところです。このまま、博士課程へ進学するか日本へ戻って作曲の仕事に本腰を入れるか。いずれにせよ、修士課程があと1年残っているのでその間にじっくり考えて結論を出したいと思います。






今回出演してくれたYooyohさんに『○○ならどこ?』っていうアンケートにご協力いただきました。

Q1> 服を買うならどこ?
A1> 『BANANA REPUBLIC』 で買うことが多いですね。

Q2> 水着を買うならどこ?
A2> 日本から持参しているのでこちらでは買ったことがないんです。

Q3> 化粧品を買うならどこ?
A3> 『AVEDA』。

Q4> 美味しい食事をするならどこ?
A4> 美味しいものは、、、やっぱり自炊に限ります!

Q5> 和食を食べに行くならどこ?
A5> ワイアラエ通りの 『まぐろ屋』 さんがお気に入りです。

Q6> ファースフードならどこ?
A6> ファーストフードって食べないですね。

Q7> お茶しにいくならどこ?
A7> やっぱり 『STARBUCKS』 かな。

Q8> 遊びに行くならどこ?
A8> 夜遊びはしないんです。

Q9> ブラブラするならどこ?
A9> 『カハラ』 とか 『カイムキ』 近辺をブラブラするのが好きです。カイムキは前に住んでいたので、詳しいです。

Q10> お奨めのHOT SPOTってどこ?
A10> ダイアモンドヘッド・ドライブに大海原を見渡せる素晴らしい絶景ポイントがあります!

【インタビュー後記】
今回は、アーティストな Yooyohさん のインタビューをお届けしました。インタビューの際に、Yooyohさん がリリースしている CD 『テアトル・ミュゼ』 をいただきましたので早速、事務所に戻って聴いてみました。とても優しくて澄んだ音が巧みに繋がりあってるように聞こえました。インタビューをしていたあんたんこが感じていた 『とても澄んだキレーな心を持った女性なんだな』 と言う気持ちは CD を聴いてみて確信に変わりました。大学院の勉強と作曲のお仕事、どちらも大切な2つの事を見事に両立している Yooyohさん は、他の人が想像もつかない努力をきっとされているんだと思います。これからもっともっと、Yooyohさん が生み出す美しい旋律を聴いてみたいと思いますです。

インタビュー場所: PAVILION CAFE/HONOLULU ACADEMY OF ARTS


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