バックナンバー
 
◆◆ 第 18 回 ◆◆ 『『ナナ』ちゃん の巻き

へんしゅーちょー!ひさしくんからお友達ご紹介いただきましたが。。。
 
うむ。で、今回はどんな方でっしゃろか?
 
ひさしくんとは KCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)つながりのナナちゃんいわはる女のコだそうですわ。
 
そうでっか。よっしゃ、任せておきなさい。で、今回はどのレストランになるんだろうねぇ?まさか、まだ決めてないとか、ないよねぇ。
 
ははっ!ナナちゃんはパスタが大好物だそーで、『イタリアンのお店だとうれしいです♪』ってメールに書いてありましたが。えーっと、どーしましょーか。美味しいパスタの店だとすると。。。
 
美味しいのは当たり前としても、インタビューの場合2時間くらいかかるじゃろ?なんで、長居しても嫌がられないお店を選ぶことも重要なポイントなんじゃぞ。あとは光の関係もな。あんまり暗いとフラッシュ焚かなあかんからな。できれば自然光で撮れるよーなところがいいんじゃが。。。
 
あぁ、そーですよねぇ。美味しいパスタがあって、長居しても怒られなくて、自然光が入るレストランと言えば。。。
 
まぁ、決まりやな。
 
アランチーノですね。。。(アランチーノさん、もう3回目ですが迷惑してはるんじゃないですか?)



ひさしくんからのご紹介、『ナナちゃん』 のインタビューをお届けします。『ナナちゃん』 はKCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)で観光・旅行業を学ぶ留学生です。どんなお話しを伺えるのかとても楽しみです。CHECK IT OUT!




ナナちゃんのまる秘データ

  ナナちゃん
神奈川県出身、23歳。
日本で大学を卒業後、留学準備のため予備校へ進学。TOEFL対策準備を整えてハワイへ。現在、KCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)に在学中。
趣味は、サーフィン、フラダンス、写真。
 
 


注:ピンク色の発言は編集部の脚注です。
   編 ・・・編集長    ナ ・・・ナナちゃん


『親切にしてくれたコンシェルジュのように、私もなりたい。。。』

編: ナナちゃんは、KCCで旅行関係や観光関係の勉強を専門にされていると言うことですが、日本の大学でもそう言った関係の勉強をされてたんですか?
ナ: 日本では国際関係の学部にいました。旅行関係のことを専門的に勉強したい、と思ったきっかけは別のところにあるんです。
編: と、おっしゃいますと?
ナ: ハワイに旅行で来た時に、ホテルのコンシェルジュの方にすごくお世話になったんです。とても親切でハワイについて色々教えて下さいました。すごく知識が豊富で、私もすごく助かったんですね。そんな経験があって、いつか私もこんな風に旅行者の方をアシストできる仕事につければなぁ、と思ったんです。
編: そうだったんですね。ハワイ旅行と言えば、今回留学するまでのハワイ歴はどんな感じなんですか?
ナ: うーん、6才の頃から10数回になりますね。うちは、家族みんながハワイ大好き一家なんですよ(笑)。もうそれこそ、旅行といえばハワイ!って感じで。
編: ハワイ大好き一家ってことは、もしかしてお母様がフラをやっているとかですか?
ナ: ハイ、その通りです。母はフラに熱中していて、3ヶ月に1回くらいの割でハワイに来てますよ。その度に、私が住んでいるコンド(コンドミニアム、日本で言うマンションのこと)に泊まるもんで、ハワイの部屋は母とルームシェアしてるような感じです(笑)。
編: ナナちゃん自身もフラをやってらっしゃいますよね?
ナ: ハイ。クムフラ(フラの先生のこと)に怒られて泣きながら踊ったこともありましたが、負けずにがんばったおかげで随分上達したんですよ。今ではとても楽しんで踊ることができるようになりました!
編: ナナちゃんは、ハワイ大好き一家の一員、ってことですけどナナちゃんを惹きつけるハワイの魅力ってどんなとこにあるんでしょうか?
ナ: そうですねぇ、やはり温暖な気候、美しい自然、暖かい人々、そういう点がハワイの魅力ではないでしょうか。小さいときから家族でハワイ旅行を重ねているうち、1人でもハワイ旅行に来るようになってしまって。将来は絶対ハワイで勉強したい!って思ってました。ハワイは観光地として世界的にも有名なところですので、この観光地で観光業やホテル業について専門的に学べたらどんなに素晴らしいだろう、と思うようになりました。
編: 趣味に写真というのがありますが、それは撮る方ですか、鑑賞する方ですか?
ナ: 撮る方です。一眼レフカメラで浜辺から望遠を使ってサーファーを狙ったりしてます。日本にいた頃から写真には興味があって時々撮影してりしてました。もちろん、ハワイにもカメラ持参です!今は、サーファーの写真なんかを中心に撮っています。
編: デジタル一眼?
ナ: 残念ながら銀塩です。デジタル一眼、欲しいです!銀塩だとどうしてもフィルム代、DPE代がかかりますから。。。その点、デジタルはある意味撮り放題なんでお金を節約しながら色々撮れるし、練習にもいいですよね。
編: なんだか、かなり専門的にやってらっしゃるようですが。。。
ナ: いえいえ、あくまで趣味の範疇ですよ。でも、日本にいた頃は写真展で入賞したり雑誌で使われたりしたこともあるんです。そんなことがあると益々撮りたくなっちゃいますよね。


『日本では国際関係の学部にいましたが。。。』
編: ナナちゃんの場合、ハワイに留学するぞ!って決めてから実際にハワイに来るまでの準備期間ってどのくらいかかったんでしょうか?
ナ: 半年から1年くらいですね。大学を卒業してから4ヶ月間予備校に通ってTOEFL(外国人がアメリカの大学に入学するために受けなくてはならない英語テスト)対策の勉強をしてました。実は、大学在学中にオレゴン州のある大学に短期留学することが決まっていたんですが、9.11のテロ事件で中止になってしまいまして。そんな事情があって留学熱は益々強くなって行きました。
編: ナナちゃんの場合、日本の大学は国際関係の学部ということですが、それでもやっぱりTOEFLの試験対策をわざわざする必要があったんでしょうか?
ナ: はい、やはり国際関係の学部だけあって、世界中のいろんな国からの留学生の方も多くていろいろお話しする機会もあったのですが、大学の勉強の中心は学術的な資料や文献を読むこと、そしてレポートや論文を書くことでTOEFLの内容とはかなり違うものでした。TOEFL対策の予備校に通ったお陰で生きた英語を勉強できたと言うか、やっぱり通って有意義だったと思いますよ。
編: VISAの手配なんかは?
ナ: 代理店にお願いしました。問題もなくとてもスムースに発給されたと思います。
編: ナナちゃんの場合、留学と言うことでハワイにいらしたのはいつでしたっけ?
ナ: 去年の8月です。そろそろ1年になりますね。
編: と言うことは、VISA手配なんかを始めたのはテロ後ですよね。留学用のVISAを取る上でテロの影響とかを感じることはなかった?
ナ: 特になかったですね。テロ後だからと言って極端に審査が遅れると言うこともありませんでしたし、ごくごく普通に取得することができました。


『サーフィンでタイガー・シャーク!?』
編: ところでナナちゃんはどのあたりにお住まいなんですか?
ナ: 今はアラモアナのコンドミニアムに住んでます。家賃は、1ベッドルーム(日本でいう1DKのこと)で$1450です。
編: えぇ、家賃が$1450ですか!?それは、かなりハイクラスですねぇ。。。
ナ: アハハ、ハイクラスなんですか?。家賃が高いのでとても大変なんですが、さっきも言いました通り母とルームシェアしてるような感じなので2人で割り勘と考えれば、まぁそんなもんか、って感じですよね。
編: いや、それにしてもお母様がお使いになるのは3ヶ月に1回なんでしょ?
ナ: 実はそうなんですけどね(笑)。でも私の場合、めったに外食はしないで自炊してますし、遊びに行くのももっぱら海ばかりなんで家賃以外の生活費ってあまりかからないんですよ。食費や携帯電話代、服代やお小遣いなんかを合わせても月々$400〜$450くらいあれば十分ですね。
編: で、ハワイで住む家を探すのって結構大変だったでしょ?
ナ: ホント、大変でしたよー。来たばかりの頃はすぐ見つかるだろう、みたいに安易に考えていたんですがこれが大間違いで、全然見つからないんですよねー。ホテル住まいが2週間ともなるとかなり焦りが入ってきて泣きそうになりましたもん。で、ありとあらゆるコンドミニアムを訪ね歩いてやっと見つけたのが最初のコンドミニアム、イリカイ・マリーナ(これまたハイクラス!)だったんですが。。。
編: だったんですが?
ナ: 1年契約だったんですけど、半年で出ちゃいました。とにかく部屋が古くて、生活していく上で色々なところに支障があったんです。で、もう耐え切れなくて不動産屋さんに事情を話して半年で打ち切りにしてもらいました。今のコンドミニアムは、アラモアナ・ビーチのすぐ前だし、サーフィンしに行くのにもすごく便利なんですよね。すごく気に入ってます。
編: そう言えば、趣味にサーフィンとありましたけど、これもかなり本格的に?
ナ: 本格的かどうかは分かりませんが、もうホントに大好きです!暇があれば海に行ってますね。お休みの日には2ラウンドしちゃうこともあります。
編: ホントに好きなんですね、波乗り。
ナ: えぇ。サーフィンと言えば私、ハワイで結構危ない経験をしてるんですよね。
編: と言うと?
ナ: まだハワイに来たばかりの頃ですが、大雨の翌日に海に入ったんです。前日大雨だったせいもあってアラワイ運河の水が海に流れ込んでとても濁っていたんですね。でもまぁ、日本よりはキレイだし、他に人も数えるほどしかいなくて 『ラッキー!』って感じで1時間ほどサーフィンをして陸に上がったら、、、他のサーファーも一斉に上がってきて 『タイガーシャークが出た!』(大型で特に凶暴と恐れられるサメ)って大騒ぎしてるんですよ!水の汚い日や早朝、夕暮れ時などにサメは餌を求めてやって来るそうなんです。そんな知識がなかった私は大パニックでした。危うくサメの餌になってたかと思うと背筋が冷たくなりますね。


『ハワイでは日本人社会に依存しすぎないように。。。』
編: ところで、ハワイに実際に留学してみて、やっぱりハワイにして良かった!と思える点はありますか?
ナ: 一年を通して温暖な気候、人々の暖かさ、そして年間通じて波があるってことでしょうか(笑)。
編: ハワイ以外の留学先は考えなかった?
ナ: 実はカリフォルニアも考えたんです。でも治安面がネックでしたね。ハワイは治安も比較的いいですし、小さい頃からの憧れの地でもあるし。。。
編: ハワイは日本人も多いし、勉強になんないんじゃないか、とか言う不安は感じなかった?
ナ: 確かに最初のうちはそんな不安も僅かながら感じていました。実際にコチラに来て見て、積極的にローカルの人と付き合うように心がけていましたところ、そんな不安は取りこし苦労だったんだなぁ、と思うようになりました。ハワイは日本の方も多いので、自分を日本にいる時と同じ環境に置いておくことができちゃうんですよね。別にローカルとの付き合いがなくても、日本の人たちだけと付き合っていても生活面では支障がないと言うか。。。でも、それじゃ留学した意味がないと思うんです。積極的にいろんな方とお話しして自分の輪を広げていくことが大切なんじゃないかな、って思います。
編: 逆にハワイのこれは勘弁してよ、みたいな点ってあります?
ナ: 自分自身ではあまり感じたことはありませんが、友達とかの話しを聞くとやはり日本人社会の狭さに苦労するパターンが多いみたいですね。噂に尾ヒレがついて広まっちゃったり。。。やはり日本人社会に依存しすぎるとそう言う弊害みたいなものも出てくるんじゃないかと。。。
編: ところで、お休みの日はサーフィン以外にはどんなことをされて過ごされてますか?
ナ: サーフィンをしない場合でもビーチに行くことが多いですね。のんびり過ごしたり、キレイな貝殻やビーチグラスを拾って歩いたり。。。
編: ビーチグラス?
ナ: ハイ。もとはただのガラスの破片だと思うんですが、波に洗われている間にビー玉みたいにまん丸になったガラスが落ちてるんです。それを集めてキャンドルの周りに置いたりすると幻想的でとっても素敵ですよ。ビーチでオススメのお宝探しです(笑)。
編: 最後ですが、今後の抱負、希望、予定などをお聞かせいただけますか?
ナ: あと1年半くらいでKCCを卒業します。卒業後はOPT(アメリカの大学を卒業した人がトレーニング目的で1年間働ける制度)を利用して旅行関係か観光関係のお仕事をしたいですね。その1年の間に認められるような仕事をして、自分を必要としてくれれば就労VISAを取ってお仕事を続けていければいいな、と思っています。






今回出演してくれたナナちゃんに 『○○ならどこ?』 って言うアンケートにご協力いただきました。

Q1> 服を買うならどこ?
A1> アラモアナの 『ホリスター』。『ロキシー』 にもよく行きます。

Q2> 水着を買うならどこ?
A2> ワイキキの 『ビラボン』 か 『ロコ・ブティック』。

Q3> 化粧品を買うならどこ?
A3> 『DFS』 で買うことが多いです。

Q4> 美味しい食事をするならどこ?
A4> 『アランチーノ』。パスタ、大好きです!ここのペンネ・アラビアータは美味しいですよ!。

Q5> 和食を食べに行くならどこ?
A5> 『イマナス亭』。スパイシー・ツナ・ロールがお気に入りです。

Q6> ファースフードならどこ?
A6> ファーストフードはほとんど食べません。ごめんなさい。

Q7> お茶しにいくならどこ?
A7> カハラ・マンダリン・ホテルの 『ザ・ベランダ』。キレイな海とイルカを眺めながらのお茶は最高です!

Q8> 遊びに行くならどこ?
A8> 『アラモアナ』 かなぁ。夜遊びはしませんが、軽く飲みに行くならアラモアナ3階の 『マイタイ・バー』。

Q9> ブラブラするならどこ?
A9> やっぱり 『アラモアナ周辺』 ですね。ショッピング・センターやアラモアナ・ビーチをブラブラするのが好きです。

Q10> お奨めのHOT SPOTってどこ?
A10> 『マジック・アイランド』!。夕陽がとてもキレイです。


【インタビュー後記】
待ち合わせの場所に来てくれたナナちゃんは、とても明るくてキュートな女の子でした。
サーフィン大好きって言うだけあって、こんがりと日焼けした肌がよく似合うサーファー・ガール。そう言えば、ビーチボーイズの名曲に『SURFER GIRL』ってありましたよね、まさにそんな感じの素敵なサーファー・ガールでした。
最初ハワイに来たばかりの頃、大学での宿題の多さにビックリして泣きながら勉強したこともあるってこっそり教えてくれたナナちゃん。やっぱりいつもながらアメリカの大学生はすんごい勉強してると感心せざるを得ないあんたんこであります。こういうお話しを伺うたびに、自分は大学で何をしていたんだろうと自己嫌悪に陥ります。『留学で来ているからには、目いっぱい勉強したい!』と語ってくれたナナちゃんには、心の強さも感じました。ナナちゃんの夢が叶うように応援してますよー!


インタビュー場所: Arancino, Waikiki


▲ページトップに戻る
HOME